なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか?

なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか?

氷旗

 

「売れた」と「売った」。どちらも結果は同じだ。

 

美味しいものを作れば人は来る。良い物を仕入れれば売れる。

 

お客様に商品が「高い!」と言われたら、安くなるよう努力すべき。

 

お客様のアドバイスはどんどん導入すべきだ。

 

小さな会社や店は「大手企業やチェーン店」と同じ土俵で戦うべきだ。

 

行列ができる店ほど儲かっている。

 

すべて個人店の開業では間違った考え方です。湘南に真冬でも行列のできる、しかも一杯800円もするかき氷屋さんがそれを証明しています。

 

 

 

【売れた!と売った!のちがい】

 

千両みかん

 

「売れた」は偶然、たまたま売れたこと。店主や店員が再現できません。

 

しかし「売った」は実力で得た結果です。店主や店員が再現することができます。商売は偶然に頼ってばかりではいけません。

 

 

 

【美味しいものを作れば人は来る。良い物を仕入れれば売れる】

 

ガマの油売り

 

飲食店によくありがちなのが「美味しいものを作れば人は来る」という勘違いです。ホビーショップであれば、完成度の高い商品や良い物を仕入れれば黙っていても売れる!があります。

 

料理店であれば美味しいものをお客様に提供するのは当たり前のこと。ホビーショップであれば、完成度・決定版の商品を仕入れる、売るのも当然です。商売の基本中の基本でしかありません。

 

美味しいもの、良い物を仕入れる、並べるは「目標」です。お店の目的は「売る」ことであり「お店を続ける」こと。どんなによいものを仕入れても、売れなければ潰れるのです。

 

 

 

【お客様に商品が「高い!」と言われたら、安くなるよう努力すべきか】

 

値段が高い

 

お客様に「高い!」と言われたり、会話で耳にすることがあります。そんな時、わたしは「良いものは高いので。申し訳ありません」とお帰り願います。そもそも定価はメーカーが決めるもので、わたしが決めるものではありません。

 

高級スポーツカーのフェラーリを扱っているコーンズに軽自動車を探しに来て、軽自動車と価格を比較して「高い!」と言われてもどうにもできません。そのような方は、最初から軽自動車のディーラーに行ってもらうしかないのです。

 

それに個人店が大手と同じように価格で勝負したらどうなるでしょう。利益もとれず店も続けられなくなります。

 

個人店が目指すのは、すべての人の満足ではありません。あなたの店を必要としてくださる方の満足をめざす。満足してくれる人をつくっていくしかないのです。

 

 

 

【お客様の要望とニーズは違う】

 

意識高い系

 

何度か来店されたことがある。何度か商品を買ったことがあるお客様に「○○があればいいのに」と要望されたことがあります。そこで仕入れれば売れる!と考えたわたしはその商品を仕入れました。

 

結果的に、そのお客様は仕入れた商品を買いませんでした。または二度とお店に来ることはありませんでした。その商品はいまだに売れず、在庫になっています。

 

それから「○○を予約するよ」と、口約束でも確約をいただくまでは商品を仕入れるのをやめました。新規の方は全額前金・発売日の延期がありうることを納得していただいて予約を受けています。

 

お客様の要望と本当に欲しい商品は違います。注意が必要です。

 

 

 

【お客様のアドバイスはどんどん導入すべきだ】

 

同調圧力

 

たまにお客様から「こうしたらいいよ」「こうすればいいよ」とアドバイスをいただくことがあります。もっと駅前のような目立つ場所に店を出すといい。もっと広い店に移るといい・・などです。

 

残念ながら、自分でお店をやってみればわかりますが「ほとんどが実現が不可能」だったり「実現にはお金がかかる」ことだったりします。個人店は金がありません。できないことばかりやろうとせず、今できること、今やれること、得意なことをやる、伸ばすしかないのです。

 

そして、あなたがアドバイスに耳を傾けるお客様とは「買ってくれた人」「買ってくれる人」しかいません。

 

 

 

【小さな会社や店は「大手企業やチェーン店」と同じ土俵で戦うべき】

 

土俵

 

個人が資金力のちがう大手起業や大手チェーン店と同じ土俵で戦う。かっこうはいいかもしれませんが、蟻が象に立ち向かうことと同じです。真正面から戦って勝てるわけがありません。

 

大手と同じことをしては勝てません。なにより個人店が大手チェーンに勝つ必要のないことに気づいてください。負けなければいい。戦わずして勝てばいい。個人店だからこそできる戦い方がいくらでもあります。

 

キメの細かい接客、濃く深い商品知識、超絶えこひいき・・・。1円でも安く欲しい、買わないけれど実物だけ見たい、無料で何かを手に入れたい、暇つぶしにおしゃべり相手を求めるだけの人は、どんどん大手チェーンに行ってもらいましょう。

 

そうでなければ個人店は生き残ることさえできません。

 

 

 

【行列ができる店ほど儲かっている】

 

行列

 

行列のできる、いつも店内が混雑している店ほど儲かっている。

 

間違いではありません。けれど本当に儲かっているかは疑問です。たとえば店に客が入れば売上の確定する飲食店とホビーショップは大きく異なります。そして客が増えれば従業員も増やさなければ店は回りません。人を雇うのも無料(ただ)ではないのです。

 

たとえ100人来店しても1人も買わないこともあるのホビーショップ。行列や混雑した店を作るより、たとえ1人しか客が来なくても売れる店を作りましょう。

 

 

 

【まとめ】

 

インターネットの通販や大手チェーン店のほうが安く買えてしまうホビー。では価格では勝てない、安くできない、定価で売るしかない個人店は潰れるしかないのでしょうか。

 

わたしはそんなことないと思っています。インターネットでは実物の良さはわかりません。他人のレビュー(評価)はあくまでも他人のしたもの。自分で見てはじめて判断できるのが物のあることの強み。

 

また接客も個人店のほうが強い。専門知識の深さ、濃さ、アドバイスの信頼性はインターネット通販や大手チェーン店に負けるくらいの店主や店員ならば、いないほうがマシ。

 

この本は飲食店で成功した方の本ですが、かき氷もホビーもお客様に来てもらい売ることは変わりません。ブレないところ、変えてはいけないところ、繁盛店になる法則など、学ぶべきところはいくらでもある一冊です。

 

 

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