10倍速く書ける超スピード文章術
みんなに向けて書く必要はない。
仕事に書く文章に「文才」はいらない。
文章を書くスピードを格段に速くするたった1つの秘訣は「どう書くか?」ではなく、「何を書くか?」に集中することです。
(上阪徹 10倍速く書ける超スピード文章術 より引用)
ブックライターの上阪徹さんの「10倍速く書ける超スピード文章術」を読みました。上阪さんは5日で1冊の本を書き続ける超速筆ライターです。
お店をやっていればホームページやブログ、ツイッター、LINEなど、お客様にむけて常に文章を書くことになります。インターネットが普及した現代だからこそ、よりわかりやすく、お客様に伝わる文章が書けることは武器になるのです。
でも・・・文章を書くのは苦手だ。作家のような才能もないし、何を書いたらいいのかもわからない。
大丈夫。そのためにこの本があります。
結論からいえば、お店のホームページやブログ、ツイッターに「うまい文章」は必要ありません。
【読者と目的をまず決める】
ホビーショップといっても扱う商品は様々です。
少し考えればわかるでしょうが、ミニカーを売っているお店にプラモデルを探しているお客様を何人集めても売れません。ミニカーを売りたければ、ミニカーを探している人を集める必要があるのです。
ホームページやブログ、ツイッターの文章も同じ。まず、あなたが書いた文章を誰に読ませたいですか。次に文章を書く目的はなんですか。
わたしの場合、ホビーショップを自分で開業したい、開業している人が読者です。文章を書く目的は、役立つ情報を読んでほしいから。
カードショップであれば読者はカードが欲しいひと、カードに興味のある人。文章を書く目的は、お店に来てもらってカードを買ってもらうこと。買取をしているならカードを売ってもらうこと。
文章を書くごとに「読んでほしい読者」と「その目的」を忘れないようにすれば、何がいいたいのか伝わらない、なんてこともなくなるでしょう。
「みんな」に向けて書いた文章は誰にも伝わりません。心に刺さりません。だから、あなたの扱っている商品に興味がある人にむけて文章を書いてください。
読者と文章を書く理由がハッキリしていれば、あとは文章を読んで何を感じてほしい、どう行動に移してほしいかも迷いません。
【用件だけを伝え、うまく書こうとしない】
小説家や作家ではないのですから、文章をうまく書こうとするのはやめましょう。うまく書こうとすればするほど手が止まります。
お客様が求めている必要な情報(用件)だけ伝えましょう。お店ブログやホームページに求められているのは、必要な情報です。
【読みやすい文章を書くポイント】
この本では、読みやすい文章を書くために気をつけたいポイントも紹介されています。
・一文を短く
・リズムをつくる
・「」で強調させる
・だから、また、さらになどの順接の接続詞を使わない
・逆接の接続詞で強調する
・難しい日本語や専門用語は、わたりやすい言葉に置きかえる
・現実感を意識する
です。
【文章は結論から書こう】
ダラダラと長いだけで、一体なにを言いたいのかわからない文章をみかけます。それを避けるためには、まず結論から書きましょう。
結論から書けば、読者の心がつかめます。
あとは結論の理由、具体例、まとめの順に書けば、だいぶ伝わるようになると思います。
【まとめ】
自分が書いた文章を読んでほしい「読者」と、文章を書く「目的」をハッキリと決めましょう。お店なら理想のお客様を集める方法と同じ。
あなたはどんなお客様と付き合いたいですか。しっかりとハッキリとイメージしてください。そして記事を書く目的はなんですか。
この本を読んでブログやホームページへ「お客様に刺さる記事」を書き、あなたもお店にお客様をたくさん呼んでください。