株の損切りは玩具の仕入れにも応用できる

株の損切りは玩具の仕入れにも応用できる

株のチャート

 

株に自分の考えなんかいらない。株は法則でやれ!

 

(三田紀房 インベスターZ 1巻より引用)

 

商売の法則に「安く仕入れて高く売れ」があるように、株式投資にも法則があります。それが「利食い(りぐい)」と「損切り(そんぎり)」です。

 

利食いとは、文字通り買った株を売って利益を得ること。上がった株を売って利益を確定させることです。損切りとは、予想に反して買った時よりも値段が下がった株を処分してそれ以上の損失を防ぐこと。

 

そもそも株式投資は「利益」を得るためにやります。それは商売も同じ。利益なくして商売なし。けれど、残念ながらホビーショップでも仕入れたのに売れない商品が必ずでてきます。

 

その時に赤字を覚悟して安く売って処分してしまう「損切り」が、あなたにはできますか。

 

 

 

【損切りをするメリット】

 

相場下落

 

株式投資の法則に「利食い20%」「損切り10%」があります。初心者の場合「利食い10%」「損切り5%」でもいいでしょう。この法則を玩具の売買にあてはめます。

 

たとえば、お店で定価で売れる。またはインターネットで定価または定価以上で売れるのであれば売って利益を確定させます。その利益はつぎの商品の仕入れに回します。反対に大手のネット通販で問屋から仕入れた値段よりも安く投げ売りされるようなら損切りします。

 

せっかく仕入れた商品を損してまで処分なんてしたくないよ。

 

気持ちはわかります。けれど定価で売れない、問屋からの仕入れ値よりも安く投げ売りされるような商品の在庫をいつまでも持っていても資金が回らなくなります。赤字でも処分してしまえば、そのお金で新たな仕入れができるのに。

 

多くの人が売って損失が出ることを怖がります。または自分が仕入れに失敗したことを認めたくなくて、売るに売れず、そのまま長期保有することになります。ずばり塩漬け(在庫)です。

 

売れる在庫ならまだしも、売れない在庫はもう罪庫(ざいこ)そのもの。失敗を失敗と認め、次の仕入れで同じ失敗を繰り返さないことが重要です。

 

 

 

【なぜ損切りするハメになるか】

 

投資失敗

 

仕入れに失敗する人の多くが「勘」に頼っています。

 

このメーカーの品なら売れるだろう。今、アニメが人気で売れそうだ。このキャラクターならイケる。ヒドイ人になると「俺が売れると思うから売れる!」「自称・カリスマ人気ブロガーのブログで紹介されていたから」なんてのもいます。

 

これら「個人の主観」には売れるという根拠がまったくありません。

 

仕入れは感情だけでなく、客観的視点や理論で仕入れましょう。売れる確率が高い。優先順位が高い商品から仕入れるのです。

 

・予約を受けたもの(確実に売れる)
・常連さんが買ってくれそうなもの(かなりの確率で売れる)
・えろいもの(一般商品より売れる)
・あなたが定番品として棚に並べたいもの(売れるかどうかわからない)

 

つまり、在庫をもちたくなければ予約を受けたもの以外は仕入れなければいいのです。

 

また損切りするハメになるひとは「同じ商品をいくつも」仕入れています。同じ商品を大量に仕入れると、売れる場合はよくても売れないと待っているのは在庫の山。あまりにもリスクが高すぎます。

 

 

 

【損切りせず残しておくべき商品】

 

棚

 

ある大手玩具チェーンの店長は、いくら同じ商品の在庫がたくさんあっても店頭に並べるのは1つだけにしています。

 

その理由は同じ商品が並んでいるのを見たお客様が「まだ在庫がある」「いつでも買うことができる」「まだ慌てる時間じゃない」と、心に余裕をもってしまうのを防ぐためです。

 

次に来たときは買えないかもしれない。そうお客様に思ってもらえるよう、わざと1つしか商品を店頭に並べません。

 

だからといって、あまりにも売れない、投げ売りされている商品をいつまでも在庫としてもっていても仕方ありません。そこで定番として在庫は1〜2個だけ残して、あとは処分します。

 

以下に損切りせず、残しておくべき商品の目安を挙げます。

 

・定番として店頭に並べておくもの
・アニメ化など将来性のあるもの
・えろいもの
・再販されないもの、再販されにくいもの
・インターネットに在庫が少ないもの
・インターネットでそれほど値崩れしていない、値が戻りつつあるもの

 

です。

 

 

 

【逆張りのススメ】

 

バーゲン

 

株式投資の逆張りとは、投資に参加している多くの人が「この会社の株はダメだ」「もう上がらないよ」「損切りしてでも金に換えよう!」と、投げ売りした株を安く買うこと。

 

ホビーであれば、生産されすぎてどこにでも余っているもの。発売されたばかりなのに半額で投げ売りされているようなものを仕入れます。

 

もちろん、なんでも投げ売りされている商品を仕入れればいいわけではありません。

 

・完成度が高い
・安く仕入れて定価で売れそうなもの
・利益率が高い
・常連さんが買いそう
・えろい
・テレビアニメの続編が決まっているなど将来性が残っている
・定番として並べたい
・大手ネット通販で残数のカウントダウンがはじまっている
・なかなか再販されない

 

などがあります。

 

 

 

【アニメファンの特性を考えた仕入れと損切りの関係】

 

ごっこ遊び

 

毎日、たくさんのテレビアニメが放送されています。

 

日本では、1週間に20本以上の新作アニメを見ることが可能です。そして、3か月を1クールとして、次から次に新作アニメが生産・消費されています。

 

アニメファンに限りませんが、人は新しいものが大好き。

 

つい最近まで「○○ちゃん、最高!」と言っていたのに、新しいアニメが始まり魅力的なヒロインが登場すると「○○ちゃん、最高!」となってしまうのです。

 

つまり、テレビアニメ放送中は関連グッズが売れたとしても、原作やアニメが終了すると波が引くようにファンの姿が消えてしまうことがあります。

 

アニメ放送中に予約開始して、アニメ放送終了後に発売されるグッズの仕入れはとくに注意が必要です。

 

ハルヒ
けいおん
らきすた
なのは
とらドラ

 

わたしの店では、上記作品のグッズが動くことは年に1度あるかないか。正直、ハルヒ、けいおん、らきすた、とらドラは年に1度も動きません。ハルヒは別ヒロインの作品が新たに作られたり、なのはは劇場公開もされているのに。

 

これがヤマト、ガンダム、マクロス、マジンガーZ、キューティーハニー、009、エヴァのような古くからのファンが付いている作品ならば定番として並べておくのもアリ。これらは新作アニメが作られたり、スパロボに登場して新たなファンが増えるからです。

 

それ以外のラノベ原作もの、アニメの放送が終わったもの、原作が終わったり止まっているもの、明らかに売れない商品は損切りの対象にしてもいいでしょう。

 

 

 

【品ぞろえが豊富の誤解】

 

家電売り場

 

「たくさんの商品が並んでいる店」が品ぞろえのよい店ではありません。

 

いくら品数が多くても、売れない商品ばかりではお客様も楽しくないし、欲しくならない。だから買いません。

 

売れる商品ばかり並んでいるのが、品ぞろえの良い店です。

 

売れない商品の在庫は1個にして損切りします。売れない商品を抱えても売り場を圧迫するだけ。売れる商品を仕入れて売り場を広げたほうが、もっと売れます。

 

売れる商品の価格を下げずに売り切りましょう。結果的に利益が残ります。

 

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>>売れない時代。だからこそ売上げよりも粗利率を上げる