1人経営がホビーショップ開業の基本である
日本の人口はどんどん減っている。
少子高齢化どころか、超高齢化が進行している。
大学も定員割れが目立つ。
自動車の教習所に生徒が集まらず、競争がおきてサービスがよくなった。
コンビニやファミレスで夜間バイトが集まらなくて24時間営業をやめた。
違法アップロードサイトの出現で、マンガやDVDの売れ行きが落ちた。
この20年で約1万件の書店が消えた。
これらのことを総合的にみて、わたしは日本の経済規模が緩やかに縮小すると予想しています。
もう事業の拡大、店舗を増やす、従業員をどんどん雇うなんて、個人経営の会社や店舗では考えないほうがいい。また簡単にコピーされ、インターネットに拡散されやすいデータではなく、形のある商品を扱うべきです。
これからの起業は、拡大を目指してはいけません。
・一人で
・好きなことを仕事にする
・または得意なことを商売にして
・あきらめずにずっと続ける
ことが基本になります。
【1人経営のメリット】
あなた1人でホビーショップを経営するメリットを挙げます。
・人件費がかからない
・意思決定が素早くできる
・小回りが利く
・変更や方向転換ができる
・責任の所在がハッキリする
・ストレスがたまらない
・人と接触しないので時間が奪われない
などがあります。
ぶっちゃけ1人なら、人件費がかからずなんとかなったりするものです。これが共同経営や人を雇ったら、大変です。1人なら失敗してもすぐに変更や方向転換も可能。小回りもききます。
複数人の意思決定者がいたらそうはいきません。たとえば投資は「1人で意思決定しろ」という格言があります。誰かに○○を買え!と勧められたから、みんなで話あって決めたから、では責任の所在があいまいになります。なにより失敗したときに自分のせいにしません。
起業や開業はあくまでも自分にすべて責任があるというのに。
【お店や従業員なんていらない】
いきなりお店を借りてホビーショップを開業するのはリスクが高すぎます。
ほぼ100%失敗します。そんなリスクを避けるために、まずはインターネットを使っての販売で感触をつかみます。インターネットで売れるようになってから店を借りればいい。
同様に従業員も不要です。まず1人でやる。手が足りなくなったら奥さんなり家族なりに手伝ってもらいます。
1人経営では固定費を徹底的に削ります。たとえば家賃や自動車など。借りているだけ、持っているだけで金が出ていくものはもたないようにします。いつか店舗を借りるのであれば移動にバスや電車、自家用車を使わずにすむよう、自宅から徒歩でいけるところにしましょう。
【1人経営に必要なものは自分メディア】
小学生がスマートフォンをもっている時代。これからは個人店もインターネットとSNSを活用しなければ生き残ることはできません。
・ツイッター
・ブログ
くらい、自分で情報を発信できる自分メディアとしてもちましょう。
【1人経営はお客様に協力を求めていい】
1人で経営する場合、あなたが付き合いたいお客様を選ばなくてはいけません。
「店に金を払ったら負けだと思っている」
「店は無料で楽しむところ」
「店は買わなくても時間が潰せる場所」
そんな乞客は他店や大手チェーンに行ってもらいます。間違ってもあなたの店に近づけてはいけません。店の雰囲気が悪くなり、質が落ちるだけです。
そして優良な顧客とだけ付き合い、遠慮なく協力を求めましょう。
たとえば飲食店ならフードコート。出来上がった料理をお客様に取りに来てもらっています。わたしの店はとてつもなく狭いので、新規のお客様が入店されたとき常連さんは外に出て場所をあけてくれます。買わないのに何度も来たり、長居しないことも暗黙のルールになっています。
【1人経営なら変化を恐れない】
商売は変化しなければ生き残れません。たとえば消費税のアップ、定価が高くなる、掛け率が悪くなる、メーカーが生産を終了する、など。
最初は2500円で売っていた商品が倍以上の5800円になってしまったり、25%の利益があったものが20%以下の利益率になってしまったり。
立ち止まっても、その場で凍り付いてもどうにもなりません。対応するしか、変化するしかないのです。1人経営であれば自分の意思ですぐに変化できます。
もちろん店の基本を簡単に変更してはいけません。それは美少女フィギュア専門店が美少女フィギュア以外に手を出すようなもの。本屋が本に力を入れず、スマホやカードに手を出すのは失敗のもと。
店は、まず基本を磨くことを忘れないでください。
【健康に気をつけよう】
商売の基礎の基礎は、健康であること。体が資本です。
健康を維持する基本は3つ。
・食事
・睡眠(休養)
・運動
です。
食べるものに気をつけ、休むときはちゃんと休む。睡眠もしっかりとりましょう。無理をせず、営業時間を守り、定休日もキッチリとります。
あなたの大切なお客様のために健康を維持しましょう。