まんがでわかる伝え方が9割
【まんがでわかる伝え方が9割】
どうして同じ内容なのに、伝え方を変えただけで「ノー」と「イエス」に結果がわかれるのだろう。
または同じ内容を二人が伝えたとして、かたや「ノー」。かたや「イエス」。不思議に思ったことはありませんか。
別に片方がイケメンとか美人というわけでもないのに・・・です。
【可能性0%を可能性アリにする方法】
あなたは大好きな異性がいます。意を決してデートに誘おうと考えました。どう声をかけますか。
『ぼくとデートしてください!』
よほどあなたがイケメン(または美人)か、相手が前からあなたに興味があったのなら話は別ですが、おそらくデートできる(成功する)確率は50%の丁半博打。
けれど、伝え方ひとつでこの50%の確率を60%にも70%にもできるのです。これが「伝え方の技術」。
もしもデートに誘いたい相手が「ラーメン好き」だとしたら。
『驚くほど美味しいラーメン屋みつけたから、行かない?』
こう伝えたほうが「デートしてください!」よりも成功すると思いませんか。直接デートに誘わなくても、いっしょに出かけて食事するという「結果」は変わっていません。
出したい結果を見極めて、相手のメリットになる言葉で伝える。
この本は、伝え方を変えるだけで可能性が0%を可能性アリにする方法を教えてくれます。
【わたしも活用している伝え方の技術】
玩具屋開業アドバイザーの店長です。
わたしは趣味でいつかホビーショップを開業したい人、すでに開業しちゃった経営者を応援するホームページ「ホビーショップの開業が成功する5つの基礎知識」を運営しています。
ホームページの内容を充実させるためには個人店の取材あるのみ。とにかくたくさんの個人店に取材のお願いをして許可をいただく必要があります。
けれど、いきなり「取材させてください!」ではテレビやラジオといったマスコミならともかく、断られる可能性も高く。
なぜなら「取材させてください!」というお願いは、わたしのメリットでしかないから。相手のメリットが何か伝えていません。
そこで相手のメリットを伝えます。
・グーグルにて「ホビーショップ」で検索すると1ページ目に表示されるホームページに掲載
・お客様にお店の存在を知ってもらえる
・見込み客に店主の考えを知ってもらえる
・リンクを貼るのでSEO効果がある
・掲載や取材もすべて無料
などです。
さきほどの「デートしてください!」というあなただけのメリットを伝えるより、相手のメリットを考え、伝え方を工夫するだけでデートできる可能性が高くなります。
誰かにお願いや頼みごとをする時、自分のメリットでなく相手のメリットをまず考え、伝える。これ重要です。
【まんがでわかる伝え方が9割 あらすじ】
主人公は、女性ファッション雑誌「BB」の編集者の五十嵐舞(いがらし・まい)。
営業から念願の編集部にきて2年。夢は高校生の時にあこがれたワクワクしたBBをつくること。
ところが、発行部数を減らしたくない現状維持派の新編集長にかわってからBBの部数は落ちていました。毎日の仕事に忙殺される舞。現実はきびしく、とてもBBを立て直すどころではありませんでした。
そんな時、書店に並ぶBBを徹底的にこきおろすオネエのマリアと舞は出会います。昔のBBのように時代を切り開く雑誌にしたい!そう語る舞にマリアは助言します。
仕事がうまくいかないのは、伝え方がへただから。
同じ内容でも「ノー」を「イエス」に変える伝え方がある。
それは誰にでも身につけられる「技術」。
・・・と。
マリアに数々の伝える技術を教わる舞。それによって仕事も恋も順調に進んでいきます。
【まとめ】
伝える技術は相手を騙すために使う技術ではありません。
同じ内容でも、伝え方を変えるだけで成功することをあなたは知っているか、知らないか。使うか、使わないかの差です。
売れれば嬉しい。売れなければ悲しい。そして売れなければ潰れる運命の個人店。あなたは伝え方を学びますか。それとも現状維持のままでいますか。