ショップ店員に必要な専門知識

ショップ店員に必要な専門知識

 

ここではホビーショップの店員に必要な知識と、その知識を身につける方法をお教えします。

 

 

 

【ショップ店員に必要な知識を獲得する方法】

 

 

昔、あるホビーメーカーに就職を希望した青年がいました。ここでは彼のことをマンボウくん(仮)とします。

 

わたしとメーカーの合同商品展示会に潜入したマンボウくん(仮)。就職を希望するメーカーの営業さんに単刀直入に聞きました。

 

『ホビーメーカー(御社)に就職するには、どうしたらいいですか』

 

マンボウくん(仮)の質問に対する営業さんの答えは、とてもシンプルでした。

 

「アニメを見て、漫画を読め」

 

たしかにフィギュアやトレカ、プラモデル、玩具はアニメ(特撮)や漫画、ゲームに登場します。キャラクターやグッズが登場する作品を見ていなければ、お客さんとアニメの話で盛り上がることもできません。

 

そもそも、作品のことをよく知らない。思い入れもない商品を取り扱ってもお客様には「あ、この人そんなに好きじゃないな」と伝わります。

 

すべてのアニメを見ろ、漫画やラノベを読めとはいいません。少なくとも現在放送中の人気アニメ、自分の扱っている商品の原作、話題の映画くらいは見ておきましょう。

 

 

 

【専門知識は必要不可欠】

 

 

ホビーの中には専門知識が必要なものがあります。たとえばトレカ。ルールや遊び方を知らなければ、初心者に教えることもできません。

 

プラモデルも作業手順や作り方があります。ラジコンであれば操作方法など。フィギュアなら展示・保管方法についてアドバイスできなければいけません。

 

お客様に、自分が売っている商品の知識で負けてしまうようでは情けないと思いましょう。

 

 

 

【可能なかぎり展示会には参加する】

 

 

新商品や新情報などに誰よりも早く触れることができるのが展示会。

 

静岡ホビーショー(全日本模型ホビーショー)やおもちゃショー、ホビーメーカー合同商品展示会には、メーカーや問屋、小売店といった業者だけが参加できるビジネスデーがあります。

 

商品知識を得るため、お客さんに喜んでもらえる情報を手に入れるためにも業者日のある展示会には積極的に参加するようにしましょう。

 

 

 

【売らない時があってもいい】

 

 

商売なので売るのが店員の仕事。

 

けれど、お客様の求めている商品が違うと思ったら無理やり売る必要はありません。いいえ、むしろ売ってはいけません。

 

たとえば、あなたは自動車ディーラーで新車を買いました。買った数か月後にその車がフルモデルチェンジしたらどう思いますか。あの営業マン、フルモデルチェンジすることを知っていて黙っていたのか。そう思うでしょう。

 

そう思ったお客様は、もうそのディーラーで車を買いません。これは玩具も同じ。お客様の信頼を得るために、あえて売らない(断る)ときも必要です。もちろん、断る理由を納得してもらえるまで、ちゃんと説明する必要があります。

 

 

 

【ビジネス書を読もう】

 

 

リアル店舗を開業するには

 

・仕入れ
・集客(宣伝)
・陳列や商品の展示方法
・接客マナー
・ネット販売

 

の基礎知識が必要です。

 

これらを一人店長は学び、できるようにならなければなりません。

 

そのために開業前、開業後も本を読んで新たな知識を吸収します。文字を読むのが苦手という方には、マンガのビジネス書もあります。

 

大切なのは、常に新鮮な情報を入れることです。

 

 

 

【情報のアウトプットを積極的にすべし】

 

 

インターネットの世界にかぎらず、存在を知られていないお店は存在しないのと同じ。

 

あなたは店に来て買ってくれるお客様に存在を知っていただく必要があります。そこで役立つのが情報のインプットとアウトプット。

 

学んだことをブログやツイッターで情報発信します。人は学んだことを誰かに教えることで本当の知恵として覚えるのです。身につくのです。

 

 

 

【経済学では説明がつかないお客様心理がある】

 

お弁当

 

販売には様々なテクニックがあります。

 

たとえば松竹梅理論。あなたはお弁当屋さん。2000円の弁当を中心に売りたいと考えます。でも1000円と2000円の弁当ふたつを置いても、なぜか売れるのは1000円の弁当ばかり。

 

どうしたら2000円の弁当が売れるでしょう。

 

ずばり、この状態は松と梅しかない状態です。そこで竹となる2000円の弁当を用意します。1000円と2000円、3000円の弁当があれば、お客様はまん中の価格になる2000円を買うのです。

 

けれど経済学でも説明がつかないお客様心理もあります。

 

セブンイレブンの会長・鈴木氏はイトーヨーカ堂時代、18000円と58000円の羽毛布団を並べて売っていました。ところが高いほうはあまり売れません。そこで38000円の商品をあいだにおいたところ、58000円の羽毛布団がよく売れるようになりました。

 

これは間に38000円の商品があると「長く使うものなら高級なほうを買おう」という顧客行動になるのではないか・・・という分析がされています。

 

いずれにしてもお店は18000円よりも高いほうが売れるので利益になります。

 

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>>ホビーショップのアンチ(嫌がらせ)対策