成功する雑貨屋さん ショップ経営に欠かせないこと
「成功する雑貨屋さん ショップ経営に欠かせないこと」27歳で始めた雑貨ビジネスを4年で年商1億にしたネットショップ&小さな店の経営術を読みました。
「始めることは簡単でも、続けていくことはとても難しい」
「お店の開業はゴールではない」
自分で店をやっている、やったことがある人なら「うんうん」と、うなずくことでしょう。
リアル店舗の開業は、お金とやる気があれば簡単にできます。けれど開業したら家賃や光熱費などの出費がつきまといます。
売れなければ、売り続けなければ家賃も払えずに終わり。
現実はやさしくありません。これからホビーショップを開業しようと考えるあなたは成功している店、失敗した店の差を知っておきましょう。
【売れている店と、売れていなくて続けるのが困難な店の差はどこにある】
売れるということは、たくさんのお客様に支持され応援されています。逆に売れていない店はお客様に支持されておらず、喜んでもらえる仕事をしていません。
売れている店はお客様に共感されています。共感がある店に価格は関係ありません。常連が増え、経営が安定します。
メルカリが流行したから価格をすぐに比較されてしまう。お客様はスマートフォンで同じ商品を安く買えるから売れない。メーカーが商品開発に力を入れてくれなくてファンが離れてしまった。
自分の店が売れない原因を外部環境のせいにしていませんか。そもそもあなたの店でお客様が「買う理由」はありますか。強みありますか。
電子書籍が登場したとき、紙の本は売れなくなると言われました。けれど、いまでも紙の本は存在しています。わたしも本は紙でしか読みません。
トレカ、フィギュア、プラモデル、ミニカー、鉄道模型・・デジタル化がいくら進んでもデータでは手に入らない「モノ」の魅力、手に入れる喜びは一生廃れることはありません。
【売れる商品、4つの条件】
商売とは、お客様が欲しい物や欲しいサービスを提供して、100%以上喜んでもらうこと。お店は、その喜んでもらった成果が売上であり、利益です。
お客様の「欲しい」が先にあります。つまり、お客様の「欲しい!」が優先順位の一番なんです。
ここを多くのホビーショップの店主は勘違いしています。どんなに自分が好きでも欲しがる人がおらず、売れずに利益が発生しない商品ってありますよね。
自分がその商品を好き。確かに大事。基本でもあります。けれど、その商品を欲しがるお客様がいるか、忘れていませんか。
売れる商品には4つの条件があり、優先順位があります。
・店の全体を貫く考え方や基本(コンセプトにあっているか)
・お客様が欲しいものか
・自分が好きか
・利益がちゃんと確保できるか
です。
たとえば、コンセプトがえっちい美少女フィギュアの専門店であれば
・完成度が高いか(えっちいか)
・お客様が欲しがるか(売れるか)
・自分が好きか(自分なら店で買うか)
・利益が確保できるか(儲かるか)
になります。
【まとめ】
この本には雑貨屋のブログや、売れている通販サイトも紹介されています。通販サイトでは、どうして売れているか分析もされています。
店舗は1階がいいのか、2階がいいのか、店舗の探し方など、利益を残す大切さ、など雑貨屋だけでなくネットショップと店舗の経営を考えているのであれば、きっと参考になります。