店舗こそ空き巣の対策をする

店舗こそ空き巣の対策をする

 

空き巣。泥棒。侵入盗。盗人。物盗り。賊。素っ破。

 

ホビーショップに空き巣が入ると、ドアの鍵はこじあけられ、ガラスは割られ、ショーケースは破壊され、商品が盗まれます。

 

警察の現場検証で時間がとられ、片付けが終わるまでは営業もできなくなります。たとえ犯人が捕まっても盗まれた商品やお金が返ってくるともかぎりません。空き巣は商売人にとって迷惑なことばかり。マイナスばかりでプラスはひとつもありません。

 

警察庁が発表している平成27年のデータによれば、全国で年間86373件(約618世帯に1件)の侵入窃盗被害が発生しています。そして空き巣の検挙率は、50%から60%で推移しています。半分は犯人が捕まっていません。

 

お店だから空き巣になんて入られないよ。

 

いいえ、そんなことはありません。彼らは留守が確定している、無施錠、万一の時に逃げやすい、侵入しやすいところを狙います。警察庁の統計資料によれば、平成27年度の侵入窃盗のうち商店の被害は7.5%です。被害件数は一戸建てやマンションなどの一般住宅が多くても、被害金額は商店のほうが多くなっています。

 

営業時間が決まっていて、インターネットで定休日が告知され、閉店すれば人がおらず、外観から人がいないことがわかる、そして高額な商品が並んでいる。それが店舗です。

 

犯罪者の盗人にとっては、ホビーショップもターゲットのひとつになります。小売店こそ泥棒の対策をしましょう。

 

 

 

【空き巣を入らせない5つのポイント】

 

 

店に空き巣を入らせないポイントは5つあります。

 

・油断しない、金を置かない
・防犯チェックする
・侵入までに時間がかかると思わせる
・入らせない
・すぐに通報される体制をとる

 

です。

 

 

 

【油断をしない、金を置かない】

 

 

空き巣が狙うのは現金と換金できるもの、しやすいもの。

 

お店なら売上金、釣銭を残してはいけません。閉店処理をして帰るときは現金を抜き、レジや券売機には鍵をかけず開け放しておきます。中に金がないことをアピールしておきましょう。店内に金を絶対に残さないようにします。

 

またホビーショップの商品は、リサイクルショップ、ネットオークションなどで売ることができるので、トレカのように高額な商品は金庫にしまって帰りましょう。

 

泥棒はいきなり侵入することは、ほとんどありません。何度か下見をします。営業中に客を装って高額商品の場所、レジのあるところ、従業員数などを調べに来ています。

 

 

 

【日頃から防犯チェックをしておく】

 

 

侵入盗のもっとも多い手口として「窓のガラス割り」「出入り口のガラス」割りが半数以上を占めています。ガラスは網入りや強化ガラスにします。少なくともガラス一面に防犯フィルム(保険付き)の厚さ330〜660ミクロンのものを貼りましょう。

 

割れたガラスが飛び散らないガラス飛散フィルムでは意味がありません。フィルムを張ることで防犯ガラスになるほどの厚手のフィルムを使ってください。もちろん、無施錠なんて言語道断。

 

ドアの鍵もピッキングに時間のかかる物に交換します。窓の近くには踏むと音がなる防犯砂利を敷いておきましょう。

 

自分が泥棒なら、鍵以外の方法でどう店内に侵入するか・・・想像することが必要です。

 

 

 

【侵入までに時間がかかると思わせる】

 

 

空き巣の約7割は鍵が5分以上開かないと侵入をあきらめる、というデータがあります。補助錠をつけることで時間がかかると思わせ、侵入をあきらめさせる効果があります。

 

犯人が嫌がるのは見つかること、捕まること。賊が侵入しようとすると音や光で警告する屋外用または屋内用のセンサーライトを設置しましょう。

 

 

 

【泥棒を店内に入らせない】

 

 

防犯グッズも泥棒には有効ですが、一番は警備会社にお任せすること。

 

店の入口や裏口に警備会社のシールが貼ってあるだけでも効果は絶大です。

 

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【すぐに通報される体制をとる】

 

 

設置された警備会社のセンサーに空き巣がひっかかると、警備業法によればおよそ10分から20分程で警備員がかけつけてくれます。

 

残念ながら警備員は犯人を逮捕することはしません。なにより警察のように車のサイレンを鳴らして一般車を停止させて現場に向かうこともできません。そのため通報のあった現場に到着するのはどうしても時間がかかります。

 

それでもドアがこじあけられていたり、窓ガラスが割られていれば警察に通報してくれますし、火や煙がでていれば消防に連絡してくれます。現状は維持してくれます。被害を未然に防ぐことができたり、店が火事で全焼することを防げるかもしれません。

 

 

 

【店舗総合保険に入る】

 

火災報知機

 

店主は空き巣にかぎらず、火災や台風などの風災、洪水などから建物や動産を守るため、万が一に備えておく必要があります。

 

そこでおススメなのが店舗総合保険。店舗だけでなく、店舗併用住宅の店舗部分、事務所や倉庫、什器や商品などの損害や費用を補償してくれる保険です。

 

掛け金や補償内容などは会社によってまちまちなので、いくつかの会社で見積もりをとってから決めましょう。

 

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【とある空き巣被害者の反省会】

 

ディンプルキー

 

じっさいに空き巣の被害に遭ったホビーショップの経営者さんにお話しを聞くことができました。

 

ここでは彼の5つの反省とアドバイスを挙げておきます。あなたの店が被害に遭うまえにぜひ参考にしてください。

 

・いままで空き巣をされたことがないからといって油断をしてはいけない

 

・店舗専用でない住宅兼用の物件は、台所や風呂場といった住居部分から侵入されやすい

 

・窓ガラスを割られて侵入された。もうひとつ補助錠が見えないところにあれば侵入までの時間が稼げたはず。窓には2つ鍵が必要

 

・レアな高額商品は売却すると足がつきやすい。空き巣は、むしろ売却しても足のつきにくい新品の商品を狙う

 

・店に現金を残してはいけない。金庫にも残さない。必ず閉店時に現金は持ち帰ること。レジも空にして開けておく

 

 

 

【振動センサーとスマホで防犯対策】

 

割れた窓ガラス

 

静岡県では有名な鈴与商事が高齢者の見守りサービスに参入します。振動センサーを窓やドアに貼り付け、異常を検知するとスマートフォンに通知する仕組み。

 

本来は高齢者が自宅で倒れるなどして一定時間、トイレのドアや冷蔵庫のドアを開けない場合を考えた防犯システムです。

 

お店の裏口ドアや窓に振動センサーを張れば閉店時間にドアが空いたり、窓が割られるとスマートフォンに異常が通知されるため防犯対策としても有効です。

 

見守りセットは、振動センサー(1台3500円)、センサーの信号を受信してスマホに通知するゲートウェイ(1台5500円)、スマホアプリとなっています。

 

家庭の無線LANを使えば配線工事も不要。またゲートウェイ1台でセンサーも10台まで増設可能。月額利用料はゲートウェイ1台につき980円と格安です。

 

似たようなサービスが全国に普及すると考えます。あなたのお店にもいかがですか。

 

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