定休日と営業時間の決め方
【定休日の必要性】
定休日。お休みは定期的にとりましょう。
どんなに好きなことをしていても、人間なので疲れがたまります。たまには家族で旅行に行き、家族サービスをする、気分転換をすることも必要です。
平日に休めば、銀行や役所に行く用事もすませることができます。
新しい情報を手に入れるために、ライバルショップの見学をしたり、イベントや展示会にも積極的に参加しましょう。
【定休日の決め方】
あなたのショップがある地域や住んでいる人、取り扱う商品によって、お客様が集まる・集まらない日は異なります。
多くの人がお休みの「土日(週末)」「祝祭日」は営業しましょう。
おもちゃ屋はサービス業。お客様が働いている時に休み、休んでいる時にこそ働きます。
いちばん良い方法は、3か月ほど1日も休まずに営業してみること。そして、いちばん人が来なかった日を定休日にする手もあります。
わたしは、この方法で3か月間ひとりもお客様が来なかった火曜日を定休日に決めました。
ただし、たまに火曜日を営業すると、お客さんが来て売れることもあります。いちがいに○曜日だから客は来ない!と決めつけてはいけません。
ライバルショップが近くにあるときは、あえて定休日をずらしてもいいし、わざと同じ曜日にするのもアリ。
【営業時間の決め方】
ライバルショップが近くにあるのなら、そのショップの営業時間とはあわせましょう。できれば、ライバルより30分早く開店し、30分遅く閉店させるようにします。
そうすれば、ライバルショップの開店前と閉店後にお客様がやってきます。
【定休日や営業時間は可能なかぎり突然の変更をしない】
チャンス・ロスとは「機会損失」の意味。
コンビニでは2度来店して、目当ての商品の在庫がないと次から来ないといいます。
チャンス・ロスを避けるためにも、定休日や営業時間をとつぜん変更しないようにします。
お客様が楽しみにお店に来たらシャッターが閉まっていた。こんなに悲しいことはありません。同じ理由で、短時間でも営業時間中に店を閉めて抜けるのはやめましょう。
その月の定休日や営業時間は、ブログやツイッターでも告知。シャッターにも紙に書いた定休日・営業時間を張っておきます。
【BGMについて】
店内には、取り扱っている商品にあわせた音楽をかけましょう。
アニメグッズを扱っているのであれば、やはりアニメソングが一番です。
まちがってもAM/FMラジオを無造作にかけるのはやめてください。ショップの雰囲気がぶち壊しになります。
アニメソングをかけるのであればスローテンポのバラードやエンディング曲(ED)より、アップテンポのオープニング曲(OP)がオススメ。
テレビ通販番組のテーマ曲に明るくアップテンポな曲が使われるのは、高揚感やポジティブな感情を喚起するためが目的と考えられます。
【BGMの著作権について】
評論家でエコノミストの森永卓郎さんが経営するB宝館(びほうかん)。
50年間集めてきたモリタク・コレクションの約10万点を展示しています。
館内のBGMとしてラジカセでCD音楽をかけていたところ、JASRACの人間が客の姿をしてやってきたらしく。後日、いきなり年間6000円の請求書が届きました。
自分で買ったCDだとしても、店内でかけると使用料(著作権料)が請求される可能性があります。
【ライバルとは共存共栄】
商売の基本は、戦わないこと。
ライバルのショップだって敵ではありません。お互いを高めあい補完しあう、共存共栄の仲間(とも)です。
経営者が違えば、売る物も売り方も違います。むしろ、同じほうが珍しく、おかしい。
お客様の楽しみ・喜びのため。地域の発展のためにライバルショップとも協力できるところは協力しましょう。