インターネットで仕入れる方法
【インターネットで仕入れよう】
インターネットに接続できるスマートフォンを小学生が持ち歩いている現代。
インターネットは、ホビーショップの仕入れにも大きな変化を起こしました。誰でも問屋での仕入れが可能になったのです。
たとえばNETSEA(ネッシー)。
登録費・年会費無料ですぐに仕入れができます。クレカでの決済も可能。会員になれば卸価格もわかります。
インターネットなら、いつでも仕入れが可能です。
インターネットが普及するまで、問屋とのやり取りはファックス(FAX)か電話でした。本当によい時代になりました。
【インターネットの販売と仕入れのメリット】
インターネットで販売をするメリット(利点)は
・店舗がいらない(固定費が安くすむ)
・人を雇わなくていい(人件費がかからない)
・日本全国、世界を相手に商売ができる(寝ていても売れる)
こと。
最近では、ホビーも問屋がAmazonなどのネット通販で直接、消費者に売っています。問屋もメーカーの販売数のノルマを達成するために一生懸命なのでしょう。
問屋を兼ねた小売店もあり、下手な二次問屋より安い価格でホビーが購入できます。
価格の比較が簡単にできてしまうインターネット通販。結果、ライバルより安くしないと売れません。
わたしが取り扱っている美少女フィギュアを例にします。
人気で品薄の製品は定価以上でもポンポン売れます。けれど、どんなに完成度が高くても市場に余っていると、発売一か月もしないうちに半額以下で特価セール(開催中のキャンペーン)されたりするのです。
問屋で予約して仕入れるのがバカらしくなります。
【インターネットで仕入れるデメリット】
インターネットで商品を仕入れるデメリット(欠点・難点)は、ライバルも同じ商品を仕入れることが可能なこと。
ネットで仕入れてネットで売る。この場合、ライバルの増える可能性が高くなります。
しかし、あなたはリアル店舗を経営します。ネットで売るのでなければ、ライバルと価格勝負になる可能性は低いでしょう。
そもそもインターネットで1円でも安く欲しい!という方は、定価販売のリアル店舗には来ませんし、来たとしてもまず買いません。
【ホビーショップの仕入れに役立つネット小売店一覧】
ホビーショップの仕入れに役立つネット小売店をお教えします。
>>駿河屋
秋葉原や静岡県などにも店舗を出している駿河屋。トレカ、フィギュア、プラモデル、本、DVDなどを格安で販売中。
1500円以上で送料も無料。
キャンペーンでは、さらに各種ホビーが安く。キャンペーン中は1300円で送料無料、5000円以上で代引き手数料も無料になります。
>>あみあみ
こちらも秋葉原などに店舗をもっています。インターネット販売は本店、楽天、ヤフー、Amazon支店があり。
取り扱う商品も多く、製品によっては二次問屋とおなじくらいの掛け率で予約できることも。
>>ホビーストック
1万円以上で送料無料が嬉しいホビーストック。
問屋で予約が締め切られた製品を予約したり、問屋に在庫のない製品を仕入れるのに便利。たまにハナヂブーセールも開催。
>>キャラアニ
KADOKAWAが母体で、アニメグッズが強いネットショップのキャラアニ.com。
アニメグッズ、DVD、ゲームソフトのタイムセールも頻繁に行っています。なぜかアルターの美少女フィギュアがどこよりも安く予約できます。
>>Amazon
世界のAmazon。Amazonも発売後のホビーが安くなったりします。
ホビーランキングを毎日チェックすれば、売れ筋もわかります。安くなった商品のランキングは上昇するので、購入するタイミングも逃しません。
フィギュアなど、送料無料になる場合が多いのも嬉しく。
ホビー系商品は箱が大きいため、在庫で倉庫がいっぱいになるため安くするのでは・・・と(わたしは)思っています。
>>ホビーサーチ
フィギュア、ミリタリー、ミニカー、工具、鉄道模型など、多彩な商品を扱っているホビーサーチ。
たまにセールも開催。2万円以上で送料・代引き手数料が無料。
【個人店が生き残るためにはインターネットでの仕入れが鍵になる】
フィギュアやプラモデルといったホビー系商品の掛け率は決してよくありません。おおよそ20%です。
1万円の商品を売って、ようやく2千円の利益。売れればいいけれど、売り上げ0円のボウズだった場合、人件費や家賃、光熱費といった諸経費を引いたらマイナスです。
あなたに質問です。あなたは同じ1万円の商品を売りました。
・利益が2000円
・利益が5000円
どちらが嬉しいですか。助かりますか。生き残れると思いますか。
後者ですよね。
けれど普通に問屋から仕入れていたら前者の利益(20%)しか、あなたには残りません。
物やタイミングにもよりますが、インターネットなら50%どころか70%OFF以上で同じ商品を仕入れることが可能です。
中古でも箱傷み品でもありません。まったく同じ新品の商品が・・・ですよ。
これからのホビーショップは、インターネットでの仕入れが生命線になります(キッパリ
【お客様のためにもインターネットで仕入れよう】
開業したら、あなたはあなたのお店を応援してくれる、あなたのショップがなくなったら困る人のために生き残らなければなりません。
そのためにも「現金での定価販売」をしましょう。
現金が回るのはいろいろ助かりますし、定価販売することで「安さ」だけを求める人間を遠ざける効果もあります。利益が残れば営業も続けられます。
もちろん「安かろう悪かろう」の商品なんて絶対に仕入れてはいけません。
お客様の目は肥えています。本物がわかります。ショップの顔である商品に魅力がなければ、お客様に「しょせん、この程度の品ぞろえか」と笑われてしまいます。
笑われるだけならまだしも、そのお客様はあなたの店に二度と来なくなるでしょう。
仕入れで大切なのは、完成度が高い決定版の商品であること、常連さんに売れそうな商品を仕入れることです。